ランドセルで孫の気持ちを踏みにじった祖母、どうしたらいいの?

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ランドセルで孫の気持ちを踏みにじった祖母、どうしたらいいの?

孫から嫌われたお祖母さんが孫に会ってもらえない。どうしたらいいんでしょうか、という相談がありました。

お祖母さんが孫に対してやったこと

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1.小学校入学前に、女の子のランドセルは「赤」だと井戸端会議で盛り上がりいろんなカラーランドセルが流行しているのをみんなで嘆いたそうです。上の孫娘に「赤い」ランドセルを贈ったときには、嫁に「もうピンクを買ったから」と言われたけど、息子(孫娘の父親)にピンクのランドセルを処分させたそうです。
2.ピンクなんて背負って行ったら仲間外れになってしまうと思っていた。
3.下の孫の時には、お祖母さん仲間の間のランドセルブームが終わっていて、望むままに水色を買ってあげた。
4.上の孫娘の高校の志望校を聞いた時、制服が可愛くないから別の高校をすすめてみた。
フィットちゃんロイヤルローズ
すると、孫娘はお祖母さんから贈られた「赤いランドセル」を持って来て、何度も踏みつけ、「友達とピンクを背負って行くと約束してたのに私だけ赤いランドセルで仲間外れにされたので友達に散々謝った。

それなのになぜ妹にはすんなりと水色を買ってやったのか

それからお互いに謝ったんですが、それ以来高校の入学祝いも受け取らないし、電話するともう怒っていないからと言いながら会ってもくれない。

どうしたら良いかという相談です。

もう大人の入り口ですからお祖母さんとの交流が減るのは当然です。

紀元前からお年寄りは「近頃の若い者は・・」と言っていたという記録があるそうです。誰でも自分たちの経験が基準になります。次の世代の考えや価値観・行動を受け入れられないのは、お祖母さんだけではありません。昔から年をとるとはそういった事だったんです。でもだからそれで良いと言っている訳ではありません。

このお祖母さんだって自分のお祖母さんに同じようなことを言われたりされたりしてきたはずです。その時に感じた嫌な気持ちは覚えていないのでしょう。嫌われたくなかったら余計な事は言わないししない事です。

昔だって余計な事を言わずにいた年寄りもたくさんいたはずです。なにもかも昔が良いということはないですよね。今のお年寄りだって、その昔いけないと言われてたことをたくさん享受しているのではないでしょうか。

第一ランドセルなら「赤」っていいうのは、染色技術が未発達だったからです。「赤」しか作れなかったからですよ。「ランドセルなら絶対赤」というのは、当時の技術が未発達だったからであって、赤だけが良かったから「赤」だけをランドセルの色にしたわけでは無いのです。

どんな人だって自分で経験したことは肯定したいもの。だからそれを打ち破るようなものが現れた時、「孫」「家族」の範囲内であれば、お年寄りは何を言ってもやっても良いと考えるんでしょう。

でもよその子供やお嫁さんには言わないでしょう。家族内だったら私のいう事は聞いて当たり前だという考えが前提になっているんですね。

実際には大人になるにつれて、その子なりの価値観ができあがるのですから、価値観を押し付けてくる人は尊敬もできずうっとおしいだけの存在になってしまいます。

でも小さい頃は優しくてなんでもいう事を聞いてくれたお祖母ちゃんだから、嫌いになったわけではなくわだかまりも多少残ってるし、話も合わないとなると心を許せる友人や親兄弟と付き合いたいと思うのは自然です。足は遠のいても仕方ないと思います。

孫がもう少し大人になってもっと心が成長すれば、欠点もあるお祖母さんでも、普通に付き合えるようになると思います。それまでは致し方ないですよね。

 

 

 

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