激安ランドセルを買って良いか悪いか、判断のポイント

激安ランドセル
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別記事で「激安ランドセル」を謳うサイトはランドセルの詐欺サイトがあるので注意してくださいと伝えました。

アマゾンを見ると、結構激安のランドセルがありましたので、少し点検してみたいと思います。

A4サイズと記してあるランドセル

激安ランドセル

最初に断っておきますが、一つ一つのランドセルを私の知っている視点で評価するだけですので、買ってはいけないとか言うつもりはありません。

下のスペックで気にすべきところを赤く書きました。

 

 

 

A4サイズ、A4教材対応ということ

A4サイズ対応とかA4教材対応とか型落ちランドセルで良く聞く言葉です。

ランドセルについて良く知らないお母さんは、ここで誤解してしまいます。
A4教材対応、A4サイズ対応なのでA4フラットファイル対応は入るだろうというのがその誤解です。

色々な激安ランドセルは大抵こういった紛らわしい表記で嘘でないけど誤解して勝手に購入してくれるように誘導しています。要注意なもう一つポイントは、ランドセルの外寸は表記してあっても、内寸が省略され表記されていないことです。

もし内寸が表記されていたら、幅が230㎜以下であればA4フラットファイルはすんなりとは入らないことがわかります。それを知らないで誤解して購入する人がいると思うと、不親切だと言わざるを得ません。

ランドセル
 ブラック(黒)

サイズ

 

A4サイズ対応

幅約24.8×奥行約19×高さ約32.5
内寸表記無し
A4教材対応

商品重量 約990g
主要材質: 人工皮革(ポリウレタン)
価格 8,000円

 

材質と材料

重さ990gと読んで喜んではいけません。材質を見てください。クラリーノのようなランドセルで良く使われる素材では無く「ポリウレタン」ですよ。残熱材などに使われる素材です。

普通ランドセルに使いません。だから軽いということです。

実際に購入した人の評価は様々。高学年になって壊れたランドセルの代わりに買ったけど思ったより丈夫だった。という好意的な評価もあります。

実際に返品したケースと理由

そうかと思うと、次のような理由で返品したとあります。

メーカー希望価格39800円とは思えない品物である
投稿者 Amazon カスタマー 投稿日 2015/2/4
返品の理由
1. 縫製の縫い目はしっかりしていない。
2. 金属部分の表面がすでに斑点があり、すぐサビをつくような状態にある。
3. ベルトの付け根の部分はプラスチック製で曲げ折にききにくい。
4.鞄の中に強固機能のベルトの作り、表面につけてある反射材の作りは不細工である。

メーカー希望価格39800には釣り合わない。
6.商品の説明には、中国製と明記していメールに書かれた「商品を到着してから状態確認の上、送料を引いてご返金をさせて頂きます。」の「送料」とは往復送料と指していますか。それとも先ほどの電話で言った「返品送料+540円+α」ですか。

 

A4フラットファイルが入ると表記されてたのにスペックが合っていないランドセル

A4フラットファイルが入らないのに入ると虚偽宣伝

 

可愛らしいランドセルです。2014年モデルですから、2年前のモデルです。まだA4フラットファイル対応ランドセルも少なかった時です。
ところがこのランドセル「A4フラットファイルが入る」と書いてあるのです。

内寸のスペックを確認しました。
内寸:横幅220×奥行105×高さ300㎜

A4フラットファイルは、普通横幅が230㎜あるので、ストレートには入りません。かなり斜めにしないとね。すると他の教科書が入らないので困る事に。奥行も105㎜しかないんですから、おそらくA4フラッタファイルは手提げ袋に入れることになるでしょうね。

確かにA4フラットファイルは入らないことはない。使い勝手はもの凄く悪そうなので実際には入れないでしょう。でもこれは嘘が書いてあるわけではないのです。日本ではでもこういったことを言って売るような業者はいません。

ランドセル
 ピンク

サイズ

 

A4フラットファイルが入るサイズ

幅約220×奥行105×高さ約300
220㎜幅はA4クリアファイルがピタッと入るサイズです。
高さ300㎜も低いですからファイルの上は折れ曲がります。

商品重量 約1,135g
主要材質: 上級合成皮革  ??はてなんでしょう。
価格 5,925円

孫が多いので安くて助かったと言われるお祖母さんが一人。良かったと口コミ書いておられましたが、贈られた孫とお嫁さんの胸中を思うと複雑な気持ちになります。
だった、お祖母さんが送ってきたランドセルに文句も言えず、子供は耐えながら背負って行っているという話は五万と聞きますから。

まとめ

激安ランドセルが「激安」である理由があります。高品質のランドセルを激安で売れば、販売者は損をします。何かの事情で売れ残ったのを買えてラッキーという考え方も危ないですよ。売れ残った「何かの事情」が大事なことなので、それがはっきりするまでは購入は止めておいた方が良いです。

上に出した例では、商品説明には「中国製」と書いてなかったのに、届いた段ボールに中国製と記してあったようです。中国製と分かると売れないからでしょう。それに材質にしてもアマゾンでは「ポリウレタン」と書いてあるのに楽天では「クラリーノ」とか矛盾した表記になってたので確認すると、「ポリウレタン製」でした。

6年保証があると言いますけど、ポリウレタンの寿命が2~3年なので、故障した時に中国まで送って無償修理ができるのか、すごく不安ですよね、送料も購入者側が負担するようになってるかもしれません。

代替ランドセルという親切な制度は日本ならではの制度だと思います。

 

 

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