ランドセル選びに迷って行き詰っています。
人気のあるランドセルは色いろな面で評価が高いので、その中から選ぶつもりですが数がとても多いので、実際にはますます迷っています。
人気のランドセルから選ぶ時の基準やチェックポイントを教えて下さい。
フィットちゃんや鞄工房山本、萬勇鞄、ララちゃんランドセル、天使のはね、モギカバン、カバンのフジタ、生田ランドセル、オオバランドセル、など本当に沢山のランドセルがあります。
その中から選ぶ時には、選ぶための基準やチェックポイントが無いと選べないので、まずはランドセルを決める基準を決めましょう。
そのための情報を提供しますので参考にしてください。
素材
素材
選択の基準の一つとしてランドセルの素材があります。まず人工皮革あるいは天然皮革のどちらを選ぶのかを決めます。
人工皮革
萬勇鞄に限らず、ランドセル全体でみると8割が人工皮革を購入しています。上の画像は天使のはねの素材でクラリーノという人工皮革です。フィットちゃんのクラリーノの種類が多く、人工皮革と一口にいってもそれぞれの特性が違います。
しかし現実にはそこまで考えて選ぶ人は少ないでしょう。人工皮革はもともと牛革などの天然皮革に見た目も強度も似せて作られたものです。
扱いやすく軽くて手入れがしやすく、見た感じが牛革などに似ています。丈夫で、天然皮革ほどには雨などに気を使う必要が無いのがメリットです。価格も多少安く設定してあります。
天然皮革
牛革やコードバンなどの天然皮革は、人工皮革に比べて強度があります。重くて雨に弱いと聞いたかもしれません。でもそれは昔の事であって、現在は防水性を高く加工した牛革・コードバンのランドセルが殆どです。
素材そのものが軽くなったわけではないのですが、背負えば重く感じないほど機能が良くなっています。
昔のように、自然皮革は重いからと敬遠する必要はないんです。
画像は鞄工房山本の自然皮革です。防水性も耐傷性も高い皮革です。
耐傷性だけでなく、人工皮革よりも壊れにくい、裂けにくいといった優れた特徴を持ちます。
ただし、防水性などはメーカーで違いがあるので、自然皮革ランドセルを購入の候補に決めたら革にどれほど防水性処理がされているかを確認してください。
人工皮革の代表はクラリーノです。初期のクラリーノは1種類しかなくて、傷がとてもつきやすい素材でした。
しかし現在は何種類ものクラリーノが開発されており、傷がつきにくいのが普通になっています。
その中でも特に傷に強く丈夫なクラリーノの素材であるタフロックも開発されています。
重さ
重さ
画像は萬勇鞄の2017年度の新作ランドセルパルファムです。タフガード素材で1,200gです。
1,000g以下のランドセルは耐久性に問題がある可能性があります。
いわゆる人気のランドセルには1,000g以下のものは殆どありません。
萬勇鞄で1,200gありますし、フィットちゃんで1,040gなどが最軽量です。
キッズアミはその技術力で1,000gのランドセルを開発していますがそれ以下はありません。
ある意味特別な技術力のあるメーカーでないと1,000g以下は作れないので他では真似できません。
このような例外的な軽いランドセルを除けば、たいていは必要な部品が省略されています。
金属であるべきパーツがこっそりプラスティックになっていたり、素材の厚みが薄くして軽くしていたりするので、耐久性に問題があるものが多いです。
。名前を良く知らないA4フラットファイル対応ランドセルや、知っているランドセルでも他のランドセルとは違う点があるかも知れないので、良く見てみましょう。良く知らないランドセルの1,000g以下は候補から外した方が無難でしょうね。
これ以下の重さは、耐久性を考えたら買うべきではないでしょう。
ランドセルは空ではなく、教科書を入れて3~4kgの重さで背負うのものです。
教科書を入れて背負ってみてどれほど重く感じるかは、ランドセルの重さよりも、背負いやすさ=背中へのフィット感で左右されるものです。
200g,300g のランドセルそのものの重さの違いにこだわっても仕方ないのではないでしょうか。
カラー
カラー
女の子はピンク系が最も多く、パープル系、ブラウン系、赤系、サックス系などが選ばれています。
男の子は圧倒的にブラック系が多く、ブルー・紺系、ブラウン系を選んでいます。
毎年毎年カラーの種類が増えています。今のランドセルはとにかくカラフルです。だからどんな色のランドセルを背負っていても、それほど目立つ事もありません。(実際には目立つことはありますが、昔と比べてという意味です。)
現在はカラーは子供が決める場合が多いと思いますが、高学年になっても飽きない、恥ずかしくないランドセルを選ぶことは大事です。
なので親がある程度は口出しした方が良いでしょう。
最後は責任をもって本人が決めることが教育的です。小さな子供が責任を持つ?と思うかもしれません。
責任を持って決めるというのは、もし嫌になっても買い替えないと約束をさせるという程度の意味です。
現に子供が嫌がったら買い換える親御さんがいらっしゃるのでそう思うわけです。
こういう教育的視点は大事じゃないでしょうか。というより教育のチャンスです。「約束を守る」という教育ですね。
まあそれほど深刻に考えずに、子供に目くじらも立てずに気軽に約束を守ることを教育しましょう。
もし男の子が赤いランドセルを欲しいと言ったら?
もし男の子が「赤いランドセル」を欲しいと言ったら、買ってあげますか?
お祖母さんやお祖父さんが聞いたら、目をむいて怒り出しそうなことですよね、
これは実際にあった話です。お母さんはどうしても欲しいという子に赤いランドセルを買ってあげたそうです。
その男の子は6年間普通に背負い続けました。
お母さん、お父さん、子供の間でどんな話し合いが持たれたのか気になるところです。
男の子は赤い色が好き
「赤いランドセル」は女の子というのは、固定概念ではないです。では「赤いスポーツカー」は女性が乗る物?
赤い自転車は女性用?広島カープは赤が基調のプロ野球チーム。
戦隊モノの○○レンジャーには赤色に男性がいます。
実は小学生の男の子に好きな色を上げてもらうと、赤が4位くらいになるんですよ。黒は5位くらいです。
だから赤いランドセルを欲しがっても無理はない。赤いランドセルを背負った男の子が虐められたら悲しい話ですね。
そういうことがないように、親に対して子供が好きな色を選ばせてあげてくださいといった指導を親にしている小学校があります。
その真の意味は、赤やピンクのランドセルを背負った少数派の子供たちがイジメられない配慮の気がしてなりません。
デザイン
デザイン
デザインも色々ですね。基本形はほぼ同じですが、カブセや横にハートやティアラの刺繍が入っていたりするのが普通になっています。
もちろんそれを選んでも良いのですが、ただキャラクターのデザインが入ったものはやめておきたいですね。
なぜなら殆どの子が高学年になると恥ずかしくなるようですから。
幼稚園の年長の時期にランドセルを決めるわけですから、子供だけに任せていてはいけないポイントです。
A4フラットファイル対応ランドセルが必要?
A4フラットファイル対応ランドセルが必要?
A4クリアファイル対応ランドセルは必要でも、A4フラットファイル対応ランドセルが必要なのか疑問を持つ方はいます。
言えるのはA4フラットファイルだけを入れる事を考えるのであれば、殆ど使わない場合もあるので、たまに使う時には手提げ袋に入れれば間に合うということです。
しかし、2017年度にはそのa4クリアファイル対応ランドセルが無くなろうとしています。
天使のはねは2017年度に全面的にa4フラットファイル対応に変更しました。
そういうことで、今はなるべくたくさんの荷物をランドセルに入れて、両手を空けておくという考え方になっています。
体操服の袋を初めたくさんの荷物があることを考えると、ナスカンにぶら下げるよりはランドセルに入れた方が良いですよね。
その方が、巻き込み事故に遭いにくいし、両手がふさがっていると咄嗟には対応できなません。
だから安全な通学のためには、なるべくランドセルに入れるほうが良いです。
A4クリアファイル対応もA4フラットファイル対応も実際には大きさの違いは大したことないんです。
内寸にして10㎜未満程度の違いに対して、重さは150~200g重くなるだけですから。